医大新駅とアリーナ構想
今回は橿原市に設置予定の新駅とアリーナ構想についてご説明します。
同じ内容をYoutube動画でも解説しています。
まずは新駅からです。橿原市は6km四方の小さな町ですが、なんと13もの駅があります。この橿原市に14番目の駅が設置される計画があります。
ちょうど医大の南を東西に走る高田バイパスの南側、医大グラウンドのあたりです。設置は令和12年度の予定です。さらに新駅の西側に、県がアリーナを建築する構想をもっています。現段階ではあくまでも候補地の一つです。アリーナとはスポーツ競技やコンサートなどを行う施設のことです。
今市議会で懸案事項として挙がっているのが、医大駐車場の混雑に伴う周辺道路の渋滞です。特に小房交差点付近では慢性的な渋滞が生じています。
この問題に対して橿原市から県に対して再三の改善要請を行った結果、駐車場を東側に拡張する計画が浮上しました。面積としては現状の倍ほどに拡大するため、渋滞解消に貢献する可能性が高いといえます。
ちなみにアリーナ自体は現在構想段階であり、今後アリーナ来場者のための道路整備、駐車場整備を計画するという課題も残っています。
続いて、新駅設置に関する費用です。これまでは「新駅設置に関する費用を県、近鉄、橿原市で協議して分割しよう」ということになっていました。
しかし、県や近鉄に比べ財政規模で劣る橿原市にとっては、負担感は格段に大きいと言えます。そこで橿原市長ならびに市の担当職員らが粘り強く働き掛けた結果、新駅の設置費用について新たな道が見えてきました。
まず全体の約3分の1については、国の補助金を活用します。残った部分の2分の1を、なんと県がまず負担してくれます。最後に残る部分について、県、近鉄、橿原市が協議して負担という形が予定されています。これが実現できれば、橿原市の負担は当初よりも格段に減ります。
さて、話をアリーナ周辺に戻します。アリーナは県のものですので、費用は全額県負担となります。新駅周辺広場や道路の整備については、国の補助金を活用しつつ、県と橿原市が分割して費用負担することになります。
アリーナは令和13年の奈良国体までに完成予定です。新駅はその1年前の令和12年度中に供用を開始する目標です。アリーナと新駅によりこの地域の活性化が促進されることを心から期待します。以上が令和6年11月20日段階の情報です。最後までご視聴頂き誠にありがとうございました。
【この記事の執筆者】
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◆プロフィール
奈良県橿原市 1975年生まれ
奈良県立畝傍高校卒 / 同志社大学法学部卒
◆奈良県橿原市議会議員/井ノ上剛(いのうえごう)公式サイト
◆介護職員実務者研修修了
◆社会保険労務士、行政書士
(執筆の内容は投稿日時点の法制度に基づいています。ご留意ください。)
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